2024/08/09
介護の事 ~ 家族で話し合うって難しい😓 ~
今年も猛暑日が続きますが、皆様体調は崩されていませんか?
わたしは今年、日傘デビューしました。「日傘男子」です。
まだ、日傘を使われている男性は1割程度と言われていますが、
日傘を使うと全然違うので、どんどん増えていけば良いですね!!
※イメージです。イケメンを写真にしておきました(^^♪
今日は、介護現場において「家族で話し合う難しさ」について話していきます。
私もたくさんのご相談をいただく中で、話し合うことの大切さや難しさを教えて頂いております。
特に家族同士となると、ついつい・・・ということもしばしばあります(^_^;)
具体的な事例を交えて、ご紹介いたします
①Y様の場合
体調不良による入院後、リハビリ目的の為に老健施設へ入居。
老健施設へ入居した後に、色々とトラブル発生(◎_◎;)
老健施設の部屋の問題:周りの環境と馴染めず、入居して数日で退去したい
意向として
ご主人様:自宅へ帰りたい
奥様:別の老健施設へ移したい
状況としては、
リハビリもまだ途中でこのまま退去し自宅へ帰っても転倒リスクが非常に高い
ヤマダ不動産が老健相談員へご家族様のお気持ちを報告。
今後の対応を相談。部屋の移動と家族会議の実施をすることで調整へ。
また、基本的にご主人様と奥様の考え方が違う。
お互い良い方が悪く、ついつい強く言ってしまう。
ますます喧嘩になる。
ご主人様:奥様の事をうるさいと感じておられ、話を聞かない
自宅に帰りたい一心でわがままな発言が見受けられる。
奥様:心配してご主人に黙って色々と調べて回っている。
体調不良もあり、自宅で介護する自信がない。
老人ホームに入居して欲しい。
もしくは、もう少しリハビリをしてから帰ってきて欲しい。
対応
ヤマダ不動産と老健さんで相談をし、家族で話合う場を設けることに。
家族間だけでは、話もまとまらないと判断し、
ご主人様、奥様、長男様、奥様の知人、老健相談員、ヤマダ不動産で
老健の相談室にて話し合いを行なう。
ポイントとしては、
①まずは、ご本人様の意向の確認
②ご本人様の身体状況の確認
③施設側としての見通し
を中心に全員で情報共有をし、治療の目標とその後の生活への道のりを確認。
ご主人様も話し合いにより納得され、まずは車いすを脱出し杖歩行出来るようにリハビリを頑張ることに。
自宅へ戻るときには、自宅内では手摺りを使って、外出時には車いすで生活したいとの希望もあり。
そのタイミング毎にきちんを第三者を入れて会議をしましょうと伝え納得いただく。
このようなパターンは非常に多いです。
わたしたちのような紹介会社がどこまで首を突っ込むかとも思いますが、
わたしたちヤマダ不動産はあくまで地域包括ケアの一員になれるように
ご相談者様、関係各所と連携を取り、日々活動しております。
老人ホームを進めるだけが紹介会社ではないと考えているからです。
➁K様の場合
主介護者:長男様の妻
ご家族様:ご本人様、長男様、次男様、ご本人様のご姉妹様
ご本人様:認知症が進行してきており、ご本人様も不安を感じておられる。
ご家族様:長男様(多忙によりなかなか介護に時間を割けない)
次男様(遠方にお住いの為、援助が難しい)
ご姉妹様(体調不良により、援助が難しい)
その為、長男様の妻がすべて抱え込んでいる状態。
また、初めての介護でどうしていいのかわからない。
介護認定も受けていないので、ケアマネジャーもいない、介護サービスも入っていない状態。
本人様も体調不良の為、病院受診に追われる。
認知症の進行で、エアコンが使えない、テレビチャンネルも変えれない、
食事も食べない(好き嫌いが多く、用意してあげても食べない)
水分もあまり摂らない、風呂も入らない・・・など
役所に相談し介護申請中。
同時進行で施設入居検討。見学の実施。
また、ご本人様も認知症の上、ご自宅を所有しておられる為、
今後についてもご家族様とお話し合いを行なう。
長男様の妻も一人で抱え込んでおられ、ギリギリの状態に。
どんなことでも相談して頂けるようにLINEを交換。
少しでも不安が解消できるよう、気持ちの捌け口になれるようにと。
対応と結果
極力、ひとりで抱え込まないように気軽にお話を出来るように心がけ、
毎日、電話もしくはLINEなどを利用し連絡。
どんな些細な事でも話していただく。
(時には、愚痴も・・・本音が聞けるので良いんです( *´艸`)
お父様の施設見学、申込、施設とお父様のご面談、必要書類の用意、
必要な荷物の用意、入居前の受診同行などを実施し、早期に施設入居のお手伝い。
施設入居も初めての方が多いので、意外とすることが多い。
何が正しいのか分からず、とりあえず・・・という方が結構いらっしゃいます。
そうならない為に、私たちヤマダ不動産は、お客様に付きっきりでサポートをしております。
ちなみに、K様も無事入居となられ、ご家族様も入居後もお父様に積極的に会いに行きますと言われております。
お父様も不安が解消され、穏やかに過ごされています。
③M様の場合
自分で色々調べては、あちらこちらに電話しまくり。
上手く状況を説明できず、相手先からお断りされることも多く。
ますます混乱され、悲観的になられている。
お父様とお母様の状態が全く違うが、一緒に住みたい。
対応
そういった時は、専門職が上手くサポートしないといけないんです(-_-;)
こういった場合は、私たちヤマダ不動産の相談員が間に入り、状況確認と調整を行ないます。
まずは、お母様が入院されている病院のソーシャルワーカーに面談し、状況把握。
その上で、施設へ受け入れ可能かの確認と相談を実施。
不安になる気持ちは分かるが、お母様をしっかり見れる先が良いのではないか。
また、少しでもご主人様の気持ちを尊重したい。
この事をご家族様、担当ケアマネジャー、入院先の病院、受け入れる側の施設で共有し、
安心してご生活が出来る環境整備を行ない、それが整った段階で入居となるように進める。
老人ホームならどこでも良いわけでもないんです。
そのお手伝いをするのが、老人ホーム紹介会社のお仕事なんです(^_-)-☆
最後に・・・
皆さん、お互いに一生懸命に頑張られているんです。
ただ、意思疎通が出来てなかったり、自分がどうしたいかを伝えてなかったりで・・・
ついついボタンの掛け違いが起こるんです!!
しかも家族だからこそ、気持ちが入る分強く言ってしまって。
あとで後悔・・・ という流れをよく見かけます。